入院

平成12年9月18日

腎臓内科にての入院
子供たちを親に預けた後、張り詰めていた気持ちが緩んだのか、40度の高熱が出てしまったらしい・・・
尿・レントゲン・エコーなどの検査をしたらしい
(このあたりの事は覚えていない・・・)

二日後に空が北陸より陸のもとに・・
空「大丈夫か?」
陸「え、何で来たの」
空「飛行機で来たよ!」
陸「・・・・」
空「先生、陸が変なんですが!・・・」
Dr「最初は、腎臓だと思っていましたが、心臓に問題があるようなので科を移します」

転科

平成12年9月20日
腎臓の科は貝(小児科は3階)の居る棟の6階でしたが、心臓の科(循環器)は別棟(救急センター)の4階に移りました。
『陸はこの時の事を全く覚えておりません』
転科した後、空はDrに呼ばれ話を聞きました。
Dr「陸さんの状態はとっても悪い状態にあります。心臓の動きが通常の人と比べて30%位しか機能していません、最低でも1ヵ月以上の入院になります。」
空「陸が訳の判らない事を話すんですが・・・」
Dr「心臓の働きが悪いので脳に十分な酸素が行かないせいでしょう。現在酸素の量は3L/minなので5L/minに変更してみます」
空「すみませんが、よろしくお願いします」
とりあえず、空は子供たちの居る陸の実家に行き、そのまま病院の近くのアパートに(貝の入院が長くなりそうなので9月より借りました)

その後!
陸が・・・殆ど意識がない状態の中で「此処は私の居る場所では無い」と思ったらしく・・・
病棟から居なくなってしまったそうです。
陸は歩いて・歩いて(迷路のような病院内を・・・さまよって)
「あっ!此処だ」と思ってソファーに寝てしまったそうです。
救急センター4階の病棟では結構な騒ぎになってしまったそうです。
ある看護婦さん「あそこしか行く所は無い!」と、貝の居る小児科病棟に行った所、貝の部屋(PICU)の前のソファーに・・・
陸が着いたのはPM4:00で、面会がPM6:30だったので貝の部屋の前で待っていたそうです。

担当科の看護婦さんに見つけられて車椅子で部屋に戻る。
酸素濃度を測定するモニター・酸素を付けられて、ベットに!
夜、母親が面会にきたらしい・・・
陸「みんな、〜しようね」と言いながら端の方のTVを消してしまった
慌てた、母親・・・
Dr/看護婦にカーテンを閉められて
「どうした?」
泣き出してしまう、陸!

夜中、何度も動けない身体で
「オムツを替えて、抱っこして、私は出来ないの?!」
と、大部屋なのに怒鳴っていたそうです。キャー q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p キャー

翌朝

早朝より母親が面会に!
陸「此処は何処なんだろう?」
転科したことさえ覚えていなかったらしい・・・
母に、「水が欲しい!」
悪夢のような一夜が過ぎて、元の陸に・・・\(^▽^@)ノ アハハ

後に母親はあの夜、Drに「他の人に迷惑になるので個室に移して下さい」と、言ったそうですが
Dr「大部屋の方が安全ですので・・・!」と言われたそうです。